Belle épine.
美しき棘。
去年、フランス映画祭で観た作品。
母親を亡くした少女が、独りで大人になろうとあがき、傷つき、葛藤する話。恋もする。
最後は、彼女がすっとベランダに出て、自分のものではない補聴器を耳に入れる。
そして、そっと目を閉じて、遠くの音に耳をすます。
そのエンディングシーンがとても印象的で、今日またふと思い出した。
心臓がきゅっとちぢむような切なさと、 風を顔に受けるようなさわやかさを覚える。
監督は上映後、「生きることは、耳を傾けることだと思うのです」と言っていた。
その言葉もまた、心に残っている。
「世界に耳を傾ける」
なんてすてきなことばなんだろう。
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